家族でハワイに行こう

 　今日の朝はとてつもなく寒かったです。ともかくベッドから出るのが辛い。ファンヒーターの室内温度表示は1℃でした。もしハワイなら、起きた瞬間、寒い時でもエアコンを利かせ過ぎていない限り20～25℃ぐらいあるのではと思われます。

　私はハワイ滞在中は基本的によほど蒸し暑い日でない限り、ラナイへのドアを開けっぱなしにして寝ているのですが、ハワイの朝はなんか格別ですね。

　時折理由もなく早朝4時か5時に目が覚めてしまうこともあるのですが、当然ながらハワイ滞在中は毎日が休みですから、仕事の時間を気にする必要もなく、折角の機会だからと思ってラナイに出て夜空を眺めることも多いです。

　すると明け方の空ですから、夏のハワイ滞在でもオリオン座やおうし座といった冬の星座が良く見えます。もし周辺のビルの照明がなければ天の川も見えるのではと思うぐらいよく見えます。

　しばらく見ていると、飛行機が飛行するのが見えたり、場合によっては流れ星が見えることもあります。流れているときに願いをすれば成就するなんて言う言い伝えも聞きますが、大半の流れ星は、それこそあっという間に飛び去ってしまいますので、「あっ流れ星だ！」と思った瞬間に飛び去っています。

　そうこうするうち、ダイヤモンドヘッド方面が少しずつ明るくなってきて、ほとんど走っていなかった車も徐々に増えてきます。特に最初に目立つのは清掃車ですね。

　結構大きな騒音を発しながら動き回りごみを回収していますが、ハワイ滞在中はなんだかそれもハワイの風景の一つとして私の記憶に取り込まれているようです。

　次に聞こえてくるのが早朝のバスの音。ドアの開閉音は早朝だとよく聞こえます。やがて明るくなり始めたなと思うと空の色がどんどん黒からグレー、そして青空へと変化していきます。

　その頃には「あ～今日も素晴らしい朝だ。楽しい1日が始まりそうだ」という予感も覚え、場合によっては二度寝ということになります。

　二度寝のうたた寝は、実に快適ですね。気温も適温。外の騒音も子守唄に聞こえます。日本の今の時期のように、布団から顔を出し「うわっ寒い！」と感じて再び潜り込むなんてこともなく、空中を漂っているような雰囲気になります。

　この時脳および全身のあちこちの臓器から癒しのホルモンが盛んに分泌されるのではと思うのですが、ともかくハワイの朝の目覚めは爽快です。

　目が覚めると私は冷蔵庫から大きな紙パックに入ったグアバネクターをマグにそそぎ、これを持ってラナイに出て外の景色を見ながらグイ～っと飲み干しますが、この時もまた気分は爽快。グアバジュースからも活力が得られる感触です。

　そこまでやって着替え。といってもパジャマからTシャツや短パンに着替えるだけでですから実に簡単。着替え終わって朝の散歩。

　バニヤンに宿泊していれば、朝のエレベーターの動きはスムースですぐに１階に降りることができ、そこからクヒオ通りを横断。まっすぐ海に向かうと左側にアランチーノがあり、朝からヨーロピアン風の朝食を楽しんでいる人が多数。

　それを横目で見ながらビーチに出て、ホノルル動物園方面の堤防へというのが朝の日課となります。いずれにしても万事が楽。そして空気がおいしい。

　こういった経験が滞在中は毎日体験できますので、やはりハワイは素晴らしい！という評価になるのかなと思えます。というわけで、どうやら私はつい先日前期高齢者の仲間入りをしたようで、これからはハワイ滞在中のシニア割引を楽しむことができる年齢になったようです。

　その意味では今年もしハワイに行ければ、この割引を存分に生かしたハワイ滞在を楽しみたいなと思っています。

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