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第1709回 バンコク、スワンナプーム空港ラウンジからです

 おはようございます。と言っても日本時間ではお昼です。バンコクスワンナプーム空港のラウンジで搭乗待ちをしています。楽しかったバンコク旅行も終了。ハワイと同様、帰る頃には「また来るぞ!」という気になっています。

 ハワイは自然との触れあい、バンコクは人との触れあいに比重が大きくなるようです。バンコクで人に癒され、ハワイで自然に癒されるのは、この年齢になると本当にありがたいなと感じます。

 40代でハワイに行き始めた頃は、ただひたすら安く行って観光観光という感じでしたが、最近は行く過程、帰る過程を楽しみながら、さらにそれに現地で暮らしているような感覚になるのが好きになりました。

 特に私のように突然パートナーを失ったような人間にとって、バンコクの存在を知ったことは、本当に良かったなと今更ながらに思っています。

 上に書いたように、人とのつながりの多いバンコクですから、行く回数、滞在日数が増えると共に、ちょっとだけ言葉を交わしただけの顔見知りが増えていき、なかには明らかに相性が良いなと思われる人も現れます。

 夜の飲み歩きが多いので、それらの対象は主として女性が多いのですが、ホテルのガードマンやフロント係、良く行く居酒屋のマスターや店員さんとも話をするようになり、普段家で生活しているときより、拙い英語ですが言葉を発する機会が非情に多くなります。

 こういった方達の、笑顔(もちろん営業スマイルも多いと思いますが)に接していると、「またこの店に来よう」「あの子に会いに行こう」「話をしよう」という動機が出来て、せっせと通うことになります。

 日本の居酒屋さんに中年のおじさんが何回も行くような感覚だと思いますが、日本とは違う異国のカルチャーに出会えるというのも、好奇心旺盛な私の性格に向いているような気がします。

 というわけで、今回もまた新たな出会いが多数あり、「次はいつ来よう?」とラウンジで悩んでいます。ハワイの場合も少し特定の店に通い詰め、店員さんと仲良くなりたいなと思ったこともあります。

 ところがハワイの場合は、どうも就業形態が不定期で、毎日のように従業員さんの顔ぶれが変わるので、よほど長期間滞在していないとなじみの店員さんは出来ないなと思え残念に思います。

 また基本的に欧米人の社会ですから、日系の人が多いとはいえ、本質的な部分でアジアの国とは気持ちの通い方が異なるような気もします。

 もしかすると経済的な格差や、人種、言語その他の微妙な影響があるのかもしれませんが、ハワイでは和食のレストランを除くと、やはりどこかで構えてしまっている自分がいるように思います。
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