HOME   »  ★★★旅行計画と記録★★★  »  第1425回 ハワイの就業形態を見て感じたこと

第1425回 ハワイの就業形態を見て感じたこと

 昨晩は涼しい夜でした。明け方、開け放した窓からソヨソヨと入ってくる風はハワイを思い出させました。しかし今はすでに青空が拡がっていて、これから暑くなりそうです。

 為替が少し円安に振れてきました。アメリカの景気回復への期待が強くなり、日本は消費増税問題の決着がはっきりしない上、東電の福島第一原発汚染水問題も抱えていますので、どうも良いところがないようです。

HAWAII NEWS NOWより

 ハワイ大学の研究に寄れば、、ハワイのビーチはこの数十年間で25~30m減少したとのことで、この影響はマウイ島でさらに顕著になっているそうです。  

 確かにオアフ島でもカイルアやクアロアに行くと、ビーチパークから突然1~2mの斜面となり、その先にビーチが拡がっている状態になっています。以前はなだらかな砂浜だったと思われます。

 原因は地球の温暖化による海面上昇だと書かれていますが、確かにワイキキビーチでは毎年のように砂の補充作業が行われて、ようやく今の景観を保っているという状況です。

 ハレクラニ前の遊歩道のあるビーチも、以前はわずかながら砂浜があったような気もするのですが、近年いつ見ても水浸しになっていることが多いです。 今後もこの傾向は避けられないと思いますので、海辺の家はいずれ移転を迫られるかもしれません。

 さて今年のハワイで改めて気がついたことが店で働く従業員さんの就業形態。毎日顔ぶれが違います。日本の場合、スーパーに行くとパートタイマーと思われる方達が多数働いていますが、だいたいいつも同じ顔ぶれです。

 しかしハワイの場合、1週間2週間単位での滞在では、同じ従業員さんに巡り会うことがあまりありません。働く側はいろいろな業種をかけ持ちしているようで、日本人としては違和感があります。

 たぶんその方が、給料を安く抑えられるメリットがあるのだと思いますが、一方で旅行者が感じている諸物価の値上げに、地元の方達の給料は追いつかないんじゃないかなと思えます。

 ちなみに調べてみるとハワイの最低賃金は時給が6.75ドルだそうですから、700円弱。日本より低いです。特殊なスキルを持っていて、優遇されたとして10ドルぐらいでしょうか。

 ワイキキの街頭におかれているフリーペーパーの日刊サンには、毎回のように従業員さん募集の公告が掲載されていますが、内容をみると5~6時間のパートが多いように思えます。

 と言うことは、1日にこういった仕事を二つかけ持ちし10時間働いて100ドル。これを20日間繰り返して2000ドル、すなわち20万円。良い方の例ですから、実情はもっと厳しい?

 混雑するレストランで、時に従業員さんがぶっきらぼうで横柄な態度をとるように思えることがありますが、背景にこういった収入事情があると考えると、「忙しいだけで1時間働いて700円じゃやってられないよ」という嘆きがあるのかもしれません。

 しかし本当に怖いなと思うのは、もしかするとこういった就業形態を日本も目指しているのではないかと思えることです。近年の派遣労働者の増加がその証拠のように思えます。ちょっとシリアスな話題でした。
関連記事

 

Comment
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
検索フォーム
過去の全記事を表示
フリーエリア

私のメインサイトである
「ハワイ旅行あれこれ」
へのリンクです

スポンサードリンク




アロハストリートのブログランキングに 参加してみました。記事内容が参考になったら ぜひクリックをお願いします。

家族でハワイに行こう

にほんブログ村に登録しています
にほんブログ村 旅行ブログ ハワイ旅行へ
にほんブログ村

人気ブログランキングに 登録しています
人気ブログランキングへ

FC2ブログランキングに 登録しています

最新記事
カテゴリ
最新コメント
リンク
「ハワイ旅行あれこれ」以下は、私が管理している個人サイトです
FC2カウンター
プロフィール