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第2566回 てるみくらぶの債権者集会と旅行代理店の利用について

 トラベルビジョンより

 倒産した「てるみくらぶ」の債権者集会が11月6日に港区のメルパルク東京ホールで開催されるそうです。会場は1582席あるそうですが、債権者は多数いるため大混雑するかも。

 ちなみに負債総額は約151億円でこのうち消費者の負債は99億円だそうです。また消費者の人数は8~9万人、申込件数は36000件と書かれていますので、単純計算で一人当たり11万円、1件当たり27万5千円となります。

 ただこれまでの報道を見ていると、話し合いがうまくまとまり返済額が決まったとしても、その額は被害額の1%程度となっていますから、最後は泣き寝入りするしかないのかもしれません。

 その意味では今後格安ツアーを消費者は避けると思われるので、もともと財務状況が弱かったり、資本金が少ない中小の旅行代理店での資金繰りは、ますます厳しくなっていくのではと思われます。

 投資の世界ではリスク分散を図るということが鉄則になっています。旅行計画も投資の一つと考えるなら、交通手段、宿泊場所、現地でのオプショナルツアー等、項目別に手間暇をかけて別々に予約をしたほうがリスク分散にはなります。

 しかしそれではあまりに面倒と考えるなら、信頼のおける大手の旅行代理店でツアーを予約するしかないと思います。ただしそのツアー代金は、そういったリスク管理も含めて個人手配で頑張るよりも割高になるなと私は感じています。

 ちなみに最近JTBと覇権を争っていると言われているHISですが、設立は1980年で、今から37年前です。できた当時は、格安チケットを専門に扱う旅行代理店でした。

 私の職場の同僚に海外旅行が好きな人がいて、その人がインドに行くときこの会社のチケットを使って格安だったと話してくれたのが印象に残っています。

 格安チケットというのは、ツアーで余ってしまった飛行機の座席を旅行代理店に委託して格安でばら売りするというチケットだと解釈していますが、今はこの手のチケットは存在しないと思っています。

 つまり旅行代理店がツアーを作るとき、チケット代の部分は航空会社が公表している我々一般人が航空会社から購入できる価格とそれほど変わりはないのではと思っています。

 また宿泊料金も、特に有名ホテルの場合はエクスペディア等で表示される金額より極端に安い価格で旅行代理店が仕入れることができる時代ではないと思っています。

 ということは旅行者が設定する旅行費用の総額と、旅行代理店が設定するツアーの代金はそれほど変わらないということです。実際多くのツアーを、飛行機代、宿泊代、現地での送迎費と分解して考えると、だいたい総額は一致します。

 従ってツアーは旅行者の手間暇を省いてくれるので便利ということであり、その手間暇を個人で負担すれば。むしろツアーより安く行けるというのが現状だろうなと私は思っています。





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